アールヌーヴォー展

東京都美術館で開催されていたアールヌーヴォー展の感想とこぼれ話

おまけのこぼれ話

美術館は午前中に見終わってしまったため、
せっかく東京まで来たんだし、遊んでから帰ろうということで、
古書店巡りでもするかーと、神保町へ行ったんですが、
一帯の古書店が日曜定休ばかりなのにがっかり。
三省堂書店の入口(正面でなく、脇道の方)のベンチで休んでいると
向かいに画材&雑貨屋さんを発見。
こーゆー店はとりあえず物色するのが趣味な私。
そこで見つけてしまいました。ミュシャのグリーティングカード。
海外製らしく、デザインがかっこよくて、当然の如く即ゲット。
朝の目覚め、夕べの夢想(四つの時の流れ)、
ドライアンペリアル(モエ・エ・シャンドン)の3枚。
アンペリアルはエンボス仕様でなかなかいい感じの仕上がり。
おかげでなんとか無駄足にはならずに済みました。
これがなかったら何しに神保町行ったんだか・・・
グリーティングカード
更に、パスネットカードという、営団地下鉄用のプリペイドカードで
JOB柄があるという話を聞いて、それを見に神保町駅の地下まで
見に行ったのになかったしなあ・・・
(関西でいう、スルッとKANSAI、Jスルーみたいなもの?)
テレカ類はよっぽどじゃない限り手を出さないことにしているので
こいつも額面3,000と聞いて、まあいいか、とは思ってましたけどね。
(1,000なら買ってたかも・笑)
後でアールヌーヴォー展の割引も付いてたと聞いて、
ちょっとだけ惜しいことしたかなーと思いましたが。
ま、それを利用するには事前に手に入れなきゃなんなかったわけで、
朝は急いでたし、どっちみち探す暇はなかったかな。
カードの裏面

さらに余談

神保町に行くのに、ぼけーっとしていた私は上野からJRで神田駅に向かってしまいました。
下車してから、古書店街ってJR神田駅からは離れてるんだよなあと思い出しまして、
さて、どうやって神保町まで行こうか、と考えて、駅の外で地図の看板を眺めていました。
前に出張で来たときにこの辺りで迷った経験があり、なんとなく土地カンもあるし(かなり怪しげ)
地下鉄も乗換えあったりでめんどくさいし、歩いて行くかーと決心したところで、
横で同じ地図を見ていた外人さんに話しかけられてしまいました。
"Can you speak English?"
どう応えようかと困った顔をしていたら、
"little?"(ちょっとくらい喋れる?みたいな感じ)
そこで頷いたら、どうも彼らも神保町へ行きたい様子。
てゆーか"books"って単語しか聞き取れなかったんですが。
神田で本といえば、きっと古本屋街だろうなあと勝手に判断。
どこにあるの?と聞いてるみたいで、神田駅周辺地図の横に地下鉄路線図もあったので、
神保町を指差して"JINBOCHO"って教えてあげました。
私も行くよ、とか言ってあげたらいいのかなあと思いつつも、
何て言ったらいいかもわからず、そのままその場を立ち去ってしまいました。
むーん、心の準備ができていれば・・・(汗)
彼らがもし古本屋目当てだったら残念だっただろうなあ。
ほとんどの店、日曜定休だったから。三省堂書店とか、書泉とかは開いてたけど。
でも、ただ単に本屋を探してただけだったらどうしよう(汗)
もっと近くにもあったかも知れないのに。

結局私は歩いて行って、すんなり辿り着けたんですが、
帰りも神田駅まで歩いたらちょっとだけ迷ってしまいました。方向音痴。
(途中で気付いてすぐ復帰できたけど)

もひとつ余談

今回わざわざ東京まで出掛けていったのは、
展覧会の内容に興味を覚えたから、というのはもちろんのこと、
この展覧会とは少なからぬ縁を感じていたからでもあります。
アールヌーヴォー展は、昨年の春、イギリスはロンドンにある
ヴィクトリア&アルバート美術館(V&A)というところで開催されました。
その後、アメリカのワシントンナショナルギャラリーでも開催され、
最後に、ここ日本の東京都美術館へと巡回してきたのです。
実は去年、V&Aに行ったときに、アールヌーヴォー展がComing Soonと
書いてあったのを見てるんです。(イギリス出張記参照のこと)
この程度で縁を感じるというのもおかしいかも知れませんが、
当時悔しい思いをしたものが、日本にやってくると聞いたら、
あのときのリベンジを!と思ってしまうのも無理はないですよね?

以上でアールヌーヴォー展観覧記とこぼれ話はおしまい。
まだ行ってない人が行きたくなるような、都合が悪くて行けない人でも楽しめるような
そんな内容になっているといいんですが・・・

2001.6.3.(鑑賞日)


back to the column top