サーチエンジンでミュシャをキーワードに検索かけて遊んでいると、
ときどき、あれ?と思うような表記に出会います。
それは、ミュシャの名前。
外国人の名前なので、日本語で表記するのに必ずこれが正解というものはないが、
一応、一般的には「アルフォンス・ミュシャ」と表記します。
アルフォンヌ・ミュシャ
アルフォンソ・ミュシャ
これは割とよく見かけます。
「アルフォンヌ」は、「ス」が「ヌ」に見えてしまったという、よくある勘違いですね。
かくいう私も昔は「アルフォンヌ」だと思い込んでいました。
「アルフォンソ」は、「アルフォンス」のスペインやイタリア読みですから、
あながち間違いでもないと思います。(「アルフォンス」はフランス風)
でも、それはないだろー、と思ったのが
アルフレッド・ミュシャ
たしかに、「アルフ」までは一緒ですけど・・・
もひとつ、ウケたのが、
マルフォンヌ・ミュシャ
これは、全然知らない人の、見間違いっぽいです。
ちなみに調べて判明した綴りは、以下の通り。
アルフォンソ Alfonso:スペイン・イタリア
アルフォンス Alfons:ドイツ・チェコ
アルフォンス Alphonse:フランス
参考にしたURLは http://www2u.biglobe.ne.jp/~simone/ (怪しい人名辞典)です。
他に、
Alphonse Mario Mucha
というのも結構笑いました。(本当は、Alphonse Maria Mucha)
Mariaって女っぽいから、男っぽいMarioと思い込んでしまったのかな?
などと想像してしまいます。
ちなみに姓の方、「ミュシャ」も色んな表記がされてます。
ミュッシャ
ミューシャ
ムッシャ
ミッシャ
ミーシャ
これは間違いというよりは、外国人の名前を日本語で表記する場合、
ひとつの表記に落ち着くまでいろいろな表記をされることがあって、
その過程で実際に使われた表記が残っているのかな、と思います。
また、チェコ読みでは
ムハ
となるそうです。他に、かなり昔の文献で、
ムッカ
と表記されたこともあります。
でも、これは明らかに違うだろというものも。
ミュンシャ
Muchaはどうやっても真ん中に「ン」が入るとは思えない・・・