歌詞のこと、あれこれ


要注意な洋楽の歌詞

あ、いいな、と思った曲がありました。
それは英語の歌で、何を歌っているかまではわからなかったのですが
タイトルだけで、なんとなく勝手に内容を想像して聞いていました。
あるとき、その歌詞を知ることになったのですが、その内容が・・・
「不倫ソング」(?)だったとわかって、ちょっと興ざめ。
そんな曲を2曲知っているので、それを紹介します。
絶対に結婚式なんかでかけちゃダメですよ!(笑)

女性側からの歌としては「すべてをあなたに (Saving all my love for you)」
男性側からの歌としては「If loving you is wrong」
前者はスタンダードナンバーとしていろんな人が歌ってます。
「何度も諦めようと思ったけど、他の人じゃダメなのっ」てな感じの歌。
後者はRod Stewartの曲です。このフレーズに続いて「I don't wanna be right」
と歌っていて、最初は、なんて情熱的なっ、なーんて思っていたのですが、
内容を知った今では、そりゃあかんやろっ!と思ってしまう私。
「彼は家庭を持っていて、家族は彼を必要としているの」とか
「自分を必要としている妻や子供がいるのに」とか
そんなこと歌ってるんだもんなー。
まあ、真面目な不倫(!?)ならいいんですけど・・・(っていいのか!?)
できれば、すべてを清算した上でそっちに走ってほしいなぁ、と思います。
前者は特に、男が「一緒に逃げよう」「もう少し我慢して待っていてくれ」と言いながら
ずるずると今の状態を続けているみたいな内容で、男ってずるいよなーって思ってしまう。
女もそんなの幻想だってわかってるんだけど、でもやっぱり好き、みたいな。
それにしても、どっちの曲も男の方が妻子持ちって設定なのが、ね。
どちらも割と古い曲なので、今なら逆のケースの歌もあったりして・・・

他にも、ラブソングと思っていたらちょっと違ったというケースも。
有名なところでは、映画ボディガードの主題歌にもなった
ホイットニー・ヒューストンの「I will always love you」(邦題は「Always Love You」?)
(あ、ちなみにこれはカバーソングで、過去にドリー・パートンって人が歌ってたらしい)
これ、実は別れを歌った曲だったりするそうで・・・
調べてみると、冒頭から「一緒にいると私はあなたの邪魔になるから・・・」なんて
歌ってるじゃありませんか。好きだけどさようなら、みたいな歌ですね。
抜粋して訳すと「♪さようなら、泣かないで、あなたが必要としているのは私じゃないって
二人ともわかっているの。あなたの幸せを祈ります。いつまでも愛してます。」
その後、TV放送でこの映画を見たのですが、歌詞の訳がちゃんと出てきてますね。
映画をちゃんと見た人なら、ちゃんとわかってるってことですよね・・・
作中にもこの曲を聴いて「しめっぽい歌ね」って言ってるシーンがありましたし。

これと似たような内容の映画で「追憶 (The way we were)」ってのもあります。
(バーブラ・ストライサンド主演のちょっと古い映画で、主題歌もヒットしました)
愛し合っているんだけど、一緒にいるとうまくいかない、というようなお話。
結局別れるんだけど、それはバッドエンドではなくて、最後はそれぞれの幸せを見つける。
この主題歌も結構泣けるんだなぁ。映画の冒頭に流れるこの歌が結末を予想させて切ない。
「♪想い出は美しいけれど、思い出すとなんて胸が痛いの・・・」

話を「ボディーガード」に戻すと、この映画も二人は別々の道を選んだみたいですね?
(実はラストシーンはわかりにくかったんですが、たぶんそうなんじゃないかな、と)
ときどきTVでラブラブシーンになると「I will always love you」が流れるのを見かけますが、
ホントは違うのになあって、いつも突っ込んじゃいます。縁起悪すぎ。

洋楽は、英語がよくわからないから、内容を知らずに聴いていることが多いかも知れませんが、
歌詞を知ると更に楽しみが増すこともあるので、ちょっと気にしてみてください。
まあ、時にはあまり内容のない曲や難解なものもありますが・・・
洋楽の歌詞はhttp://www.yahoo.comで音楽関係のカテゴリの中にあるLyricsカテゴリを探すと
いろいろ見つかります。


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