ミュシャ鑑賞術


術という程たいそうなものではありませんが、私が美術館や画集などでミュシャを眺める際のポイントなどをご紹介します。
今までとは違ったミュシャが見えてくるかも?(上級者の方は既に実践済みかも・・・)
オーソドックスなところで、髪の毛や装飾模様といった部分もありますが、ここではもっと細かく攻めていきます。

その1.目:口ほどにものを言う?視線とか眼差しとか見てるともう・・・特にビザンチンヘッドの睫毛の繊細さにメロメロ(やば)
(でもときどき変な顔かもと思う絵もあったりして)
その2.肩:あの肩のラインがたまりまへん(肩フェチ?)
その3.腰:意外とふくよか(腕とか見てもわかるかも)でも色っぽい
(目・肩・腰ってアリ○ミンみたい・・・)
その4.ポーズ:真似をするのはかなり苦しい姿勢も・・・
(類似系1)手:あの指のポーズ(?)の真似が君にはできるか?(指つりそう)
(類似系2)足:指先まで神経が行き届いている(親指の先がぴんと上を向いている)
その5.連作ものの共通モチーフ:微妙な違いや共通点を見比べて楽しむ
その6.実は結構ダイナミック:でっかい商業用(宣伝用)ポスターの実物を前に、その迫力にただただ圧倒されてみる
その7.下絵や習作:たまに見られるちょっとつり目ぎみ・上目使いが私好み(完成品にはあまりないですよね?)、コンパスの穴とか残ってて面白い

まとめ
人物ばかりに見惚れず(笑)、背景・小物などそれ以外の部分にも目を向けてみよう! こんなところにこんなものが・・・という発見があって楽しいです(これがこの文章のテーマかな?)
それから、美術館などで実物を目にする機会があるときは、ぜひ、できるだけ近づいて隅々まで見ることをお勧めします。
たまに近付き過ぎて失敗する方もいらっしゃいますが・・・


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