ミュシャの絵と関連がある書籍のご紹介
下のほうは、タイトルが羅列してあるだけで、あまり意味はないかも(^^;)

(劇)暗殺者ロレンザッチョ / 藤本ひとみ

出版社: 新潮社 刊行年: 1998 ISBN:
装丁等:A5 Paper 金額: YEN 1,600 Cover:

サラ・ベルナールが演じたのはアルフレッド・ミュッセの戯曲。
これはその筋書きとは違うと思います。
基本的に史実に基づいていると思いますが、(おおまかな時代背景など)
ロレンザッチョや周辺人物の性格などは、フィクションでしょう。
(史実を詳しく調べていないのでいい加減な意見です ^^;
 でも時代小説って結構脚色されてますよね。面白おかしくするために)
以前から著者のファンで、たまたまサイン会をやることを知ったため、
朝から並んでサインして貰った本が、今、手元にあります(^^)
ミュッセの訳本も出ていたようですが、現在は入手できるかどうか・・・

(劇)椿姫 / デュマ・フィス

出版社: 岩波書店 刊行年: 1934 ISBN: 4-00-325401-5
装丁等: 文庫 金額: YEN 500 Cover:

サラ・ベルナールの当たり役のひとつで、原作者も賞賛していたとか。
この物語、なんでも作者自身の体験をもとにしているらしいです。
これは有名な作品なので他にも色んな形で出版されていると思います。
オペラにもなっています。(ヴェルディ作曲「ラ・トラヴィアータ」)

(劇)ハムレット / シェイクスピア

出版社:岩波書店 刊行年: ISBN:4-00-322049-8
装丁等:文庫 金額: YEN 460 Cover:

サラが演じたのは、ハムレットは快活な青年王子という、一般に知られている
設定や演出とは違ったものだったらしいです。
資料によると、ウジェーヌ・モランとマルセル・シュウォヴが原作に忠実な翻訳をしたとか。
ちなみに「ハムレット」って、実際はシェイクスピアが一から創作したのではなく
元ネタが存在します。彼の他の有名な作品も元ネタがあると聞いた記憶が・・・
別にパクリって訳じゃないです(^^;) 現代でも歴史小説とかありますが、そんな感じで、
13世紀に書かれた歴史物語の筋を借りて彼なりの演出や設定で作り上げたものです。
なので、上でいう「原作」ってのはその歴史物語のことかも知れませんね。
そういや、彼が実在の人物ではないかもしれないという噂も聞いたことありますが。
余談:"2B OR NOT 2B"って書いた鉛筆を某所で見かけて笑いました。

Salome / Oscar Wilde

出版社: Dover 刊行年: 1967? ISBN: 0-486-21830-9
装丁等: A4 Paper 金額: YEN 1,500くらい Cover:

これは岩波書店から文庫で訳本が出ています。
洋書で買ったのは、原文で読みたかったからです。
昔見た映画のセリフまわしがものすごく気持ちよかったので。
(実はオリジナルは仏語で、これはその英訳版。
 上の映画が英語だったので、そういう意味ではこれが原文になる)
それにビアズリー(Aubrey Beardsley)の挿絵も大きめだったし。
ケン・ラッセル監督の映画はかなーり怪しくてよいです。
サロメ自体は昔から知られた存在らしく、(聖書関連の話に出てくる)
ミュシャのサロメがワイルドのものをもとにしてるかは知らないのですが、
まあ、有名なのはワイルドの小説かな、ということで。

クオ・ワディス / シェンキェーヴィチ

出版社: 岩波書店 刊行年: 1995 ISBN: 4-00-327701-5, 4-00-327702-3, 4-00-327703-1
装丁等: 文庫 金額: 各660 Cover:

QUO VADIS / Henryk Sienkiewicz
ミュシャの油絵作品「クォ・ヴァディス」の元ネタ。
長編小説で、(上)(中)(下)の3巻に分かれています。


ここからは所有しておらず、情報のみのもののリストです

(劇)サマリアの女 / エドモン・ロスタン

サラが演じた原作は出てるんでしょうか?
元ネタは聖書関係なので(ヨハネによる福音書第4章)、
そっち方面の本を探せばみつかると思います。

(劇)メディア / カチュール・マンデス

サラが演じた原作は出てるんでしょうか?
元ネタはエウリピデスのギリシア悲劇で、そちらは探せばあるのでは?

(劇)トスカ / ヴィクトリアン・サルドゥ

プッチーニのオペラで有名。でも、サラの方が先だったそうです。
有名な飛び降りシーンでサラは怪我をしてしまったとか。
サラが演じた原作はあるかどうかわかりませんが、
オペラで探せばCD、LD(DVD,ビデオなど)はいくらでもあると思います。

(装丁)クリオ / アナトール・フランス

Anatole France, Clio
訳本が出てるらしい、という噂。
著者自身は有名な人らしく(無知?)、白水社から全集が出ています。
しかしいずれの巻にもクリオは収録されていないようです。
他にも昭和の初期などに出版されていたみたいですが、現在では入手が難しそう。

(装丁)主の祈り Le Pater

これは元ネタが聖書の主祷文。
知ってる人は知っている、「天にまします我らの父よ・・・」ってやつです。
それを7つの文に分けて絵と解説文をつけたもの。

(挿絵)ファウスト / ゲーテ

Faust
これは有名だから何かしら出ているんだろうなあ。
ミュシャの挿絵があるといいつつも、あんまり真面目に調べていません(^^;)


これ以降は不明のもののリストです

(劇)ジスモンダ / ヴィクトリアン・サルドゥ

これは出てるんでしょうか?
原作者は当時有名な劇作家だったそうですが・・・

(劇)遠方(遠国)の姫君 / エドモン・ロスタン

Princesse Lointaine
サラがぶりっこポーズしてるやつ(笑)
ルフェーヴル・ユティルのポスターです。
この舞台はサラの当たり役だったとか。

(装丁)トリポリの姫イルゼ / ロベール・ド・フレール

Robert de Flers, Ilsee princesse de Toripoli
サラの演じた「遠方の姫君」をもとにした小説。

(装丁)クリスマスと復活祭を告げる鐘 / エミール・ジェバール

Emile Gebhart, Cloches de Noel et de Paques
これはさっぱりわかりません。

(装丁)白い象の伝説 / ユディット・ゴーティエ

Judith Gautier, White Elephant
作者は、バレエ「ジゼル」の原作で有名な作家テオフィル・ゴーティエの娘。
ジュディット、ゴーチエ、ゴーチェなど、表記は色々。
上のほうに出ているカチュール・マンデスと結婚していた時期もあるらしい。
ワーグナーやヴィクトル・ユーゴーとも親しかったという、美人で東洋趣味の女流作家

(装丁)ラーマ / ポール・ヴェローラ

Paul Verola, Rama
韻文で書かれた戯曲らしい。

(挿絵)ドイツの歴史の諸場面とエピソード / シャルル・セニョボス

Charles Seignobos ,The History of Germany
この人らしい著者の本を某データベース検索で見つけましたが・・・

(挿絵)ル・グラン・フェレ / ノエル・ゴロワ

これはさっぱりわかりません。

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